内臓脂肪が増える理由 1
高カロリーのものを大量に食べている
メタボリックシンドロームを悪化させる要因、つまり内臓脂肪を増加させる理由はいくつもありますが、もっとも影響があるのは食事量が多いことです。特に「高カロリーのものを大量に食べる」と、内臓脂肪は簡単に増え太ってしまいます。これは誰もが知っていることかもしれませんが、実は飽食の時代である現代では、よほど考えながら食事をしないと誰でも「高カロリーのものを大量に食べる」結果となってしまいます。
たとえば、朝食は食欲がないので食べないか菓子パン程度。またはシリアルやお茶漬けなどの軽いものを食べる人が多いのではないでしょうか?昼食はカツどん、中華定食、ハンバーガー、コンビニ弁当などの外食。オヤツにケーキや和菓子を食べ、夕食は愛妻料理という人もいれば、デートでイタメシ、友人と居酒屋、接待で料亭、ひとりで定食屋というケースもあるでしょう。
さらに、飲んだ後にお腹がすいてラーメン、テレビを見ながらポテトチップス、夜食にカップ麺。耳が痛いと感じた人は少なくないはずです。このような食生活の積み重ねが内臓脂肪を蓄積していくのですから、現代人は誰もがリスクを背負っていると言えるのです。
たくさんお酒を飲む
次に内臓脂肪を蓄積しやすいのが「たくさんお酒を飲む」ことです。適度に飲むなら、それほど問題にはならないのですが、適度というのが実はくせものです。具体的にいうと1日に純アルコールで男性20g、女性14g程度。というと、なにやらわかりにくいので、以下にお酒の種類ごとの純アルコールグラム数を列記してみました。男性と女性ではアルコールの代謝能力が違うため、飲める量も変わることに注意しながらチェックしてください。
【酒種による純アルコールグラム数】(酒名・量・純アルコールグラム数の順に列記)
ビール大ビン 633ml 26g
ビール中ビン 500ml 20g
ビール小ビン 350ml 14g
日本酒 1合 22g
ウィスキーシングル 30ml 10g
ブランデーシングル 30ml 10g
焼酎 1合 50g
ワイン グラスに1杯 12g
ドライ・ジン シングル 11g
ウォッカ シングル 22g
紹興酒 ボトル1本 58g
つまり、ビールなら男性で中ビン1本、女性で小ビン1本程度というのが、1日の適量ということです。日本酒なら、男性も女性も1合丸々飲むことはできません。お酒好きの人にしてみれば「ぜ〜んぜん、飲んだ気がしない」という量ではないでしょうか?しかし、この量を超えてお酒を飲むと、確実に内臓脂肪が増えるのです。
その仕組みは意外と単純で、たとえば日本酒1合を飲んだ場合、そのアルコールを分解するためには肝臓が約3時間もフル稼働しなければなりません。その間、他の飲食物の代謝は後回しになる。ということは、おつまみやお酒の後のラーメンは内臓脂肪になりやすいということです。また、米や麦など穀類から作られているお酒は糖質を含んでいるため、肝臓で脂質と一体化して脂肪になる怖さもあります。
メタボリックシンドロームになってしまう危険性を数字で表すと、1週間の純アルコールが150g以下の人を基準にして、151〜450gの人は1.3倍、451g以上飲む人は2倍もリスクが高まります。もし、お酒好きな人がメタボリックシンドロームになってしまった場合は、とにかく禁酒するべきなのです。
