METABO メタボリック解消ガイド

メタボリックシンドロームってなに?

内臓脂肪が増える理由 2

早食いが習慣になっている

「早食い」も内臓脂肪を増やします。食欲のコントロールは胃ではなく脳でおこなわれるため、よほど節制していない限り脳が満腹と感じるまで食べることをやめるのは難しい。つまり、早食いは大食いになりがちなのです。
脳が満腹と感じるまでの時間は食べ始めてから約30分かかります。もし20分で食べ終わってしまった場合、本当は十分に食べているのに脳が満腹を感じないため、おかわりを追加したり、甘いデザートが食べたくなったりします。逆に言うなら、ゆっくり食べれば小食ですむというわけです。
早食いをやめるには、一口ごとに20〜30回は噛んで食べること。食べ物をよく噛んで唾液と絡めると、炭水化物やたんぱく質の分解も促進できますし、食事時間そのものも長くできます。

悪いのは脂肪? 炭水化物? 糖質?

食事によるダイエット方法はたくさんあります。有名なところでは、低脂肪ダイエット、低炭水化物ダイエット、低インシュリンダイエットなどがありますが、メタボリックシンドロームを改善するためには、どのようなものをチョイスすればいいのでしょうか?
まず、脂肪だけ、炭水化物だけ、糖質だけを削るような方法はダメです。脂肪、炭水化物、糖質の中にも、食べるべきものはあります。全てが悪いわけではないのです。逆に果物だけ、野菜だけを食べるものもNG。あらゆる栄養素を含んだ食材をバランスよく食べなければ、メタボリックシンドロームを改善すること不可能です。
ただし、バランスをよくするために食べる量が多くなってしまっては意味がありません。「なにをどのくらい食べるのか?」これを理解することがもっとも重要なのです。
たとえば低脂肪ダイエットで禁止している肉や魚や多様な油の中にも率先して食べるべきものはありますし、低炭水化物ダイエットでダメとされているお米を食べないのは日本人には現実的ではありません。また、低インシュリンダイエットのルールでGI値(グリセミック・インデックス/ブドウ糖を100とした場合の血糖上昇率)を覚えるのは容易なことではないでしょう。
「なにをどのくらい食べるのか?」かは、あとのページで詳しく解説していますが、ここでは特に脂肪だけ、炭水化物だけ、糖質だけを削るようなダイエットや、とにかくカロリー制限をして食べないダイエットをすると、内臓脂肪が増えと覚えてください。そのメカニズムを知りたい人は次の項目をぜひ読んでください。

食事制限によるダイエットをしている

たとえば肉や魚は絶対に食べない、料理するときも油は使わないといった脂肪を排除したダイエットを始めると、最初は体重が減ってきます。また、ご飯、パン、ソバ、うどん、パスタ、イモ類、甘いものをやめるダイエットを始めても、スタート当初は体重が減るのが普通です。今まで大量に食べてきた分量を減らせば、なにを減らしても痩せてくるのは当然といえるでしょう。
食事制限をすると最初に減るのは体内の水分です。次に筋肉が落ちます。人によって差はありますが、ここまでで3〜4キロ程度は軽くなるはずです。しかし、そこから先は、なかなか体重が減らない停滞期に入ります。これは、筋肉が落ちてしまったことで、エネルギーを大量に消費する代謝が滞るため。食べていないのに痩せない状態が続くわけです。
この停滞期を乗り越えてしまった人は、頬がこけたり、顔がシワっぽくなったり、お尻やバストが垂れたり、ひどい場合は骨粗しょう症や拒食症になったりする恐れがあります。運動をせず食事制限だけをすると「変な痩せかた」をするわけです。
停滞期を乗り越えられず、もとの食生活に戻ってしまった人は、必ずリバウンドします。リバウンドで増えるのはすべて脂肪。筋肉が元に戻ることはありません。つまり、食事制限で筋肉を4キロ落とし、リバウンドで内臓脂肪を4キロ増やす。これがリバウンドなのです。さらに怖いのは、食事制限→リバウンド、食事制限→リバウンド、これを何度も繰り返しているうちに、内臓脂肪が増え続け痩せにくい体になることです。
肉や魚、ご飯や麺類を永遠に食べないでいられる人はほとんどいないでしょう。3〜4キロ体重が落ちたので安心して、また食べ始める。ダイエットに失敗した反動で食べる、ストレスで食べる、付き合いで食べる。こうなるのが自然の流れです。
結論を言うなら、食事制限によるダイエットをすると内臓脂肪が増えて、余計にメタボリックシンドロームになる可能性が高くなるのです。

 
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