辛くて苦しいダイエットはしたくない!
200人のうち199人がダイエットを失敗する?
メタボリックシンドロームを改善するためには、とにかく内臓脂肪ででっぱったお腹をなんとかしなければなりません。つまり、ダイエットすることが絶対条件ということです。
しかし、「色々なダイエット方法があるけれど、どれを実践したらいいのかわからない」「ダイエットは何度も挑戦しているけどいつも失敗している」「食事制限をしたら3〜4kg落ちたけど、すぐにリバウンドしちゃった」といった経験をしている人は少なくないはず。
その証拠となるかどうかは定かではありませんが、アメリカのワシントン・ポスト紙の調査では、過去70年間でおよそ2万6千種類のダイエット方法が考案されていることがわかりました。しかし、ダイエット方法は過剰なほど考案されているにも関わらず、どのダイエットを実践しても成功率はたったの5%。200人がダイエットをした場合、10人しか成功できない計算になります。しかも、10人の成功者の中で体重維持をできたのは1人きり。なんと、0.5%の人しか本当の意味でダイエットに成功できなかったのです。
199人がダイエットに失敗した理由は「続けられなかった」から。どんなタイプのダイエットでも最初はある程度の体重ダウンは望めますが、続けられないことが失敗につながっているということです。
ワシントン・ポスト紙の調査が信頼できるかどうかはなんともいえませんし、日本でダイエットに成功した人の統計というものが存在しないため、この数字が絶対であるとは言いきれません。しかし「食べたいものをひたすらガマンする」とか「激しい運動を毎日続ける」ような、いわゆるガマンと根性を要求されるタイプのダイエットが続けられないのはあたりまえです。仕事や人間関係でストレスを抱えている場合には、そのうえに食べることも辛くて苦しくて、嫌々運動をする生活がプラスされるのですから続けられるほうがどうかしています。
1日にどれだけのものを食べているか把握する
では、どうすればダイエットの成功者になり、お腹ぽっこり内臓脂肪を撃退してメタボリックシンドロームから脱出できるのでしょうか?現在、その完璧な方法は確立されているとは言いがたい状況です。それは、ある意味ガマンと根性が要求されることが多いから。食べずに運動し続けることを、永遠にガマンと根性で続けられる人はいないのです。
しかし、理論的には内臓脂肪を撃退する方法はわかっています。どのように食べ、どのように運動すればいいか、ほとんど完成されているといっていいのではないでしょうか。もちろん、ここで言う完成とは現時点でのこと。10年後には必ず新たな理論が登場しているに違いありません。
問題は現時点での理屈を頭で理解していても、実践するのは人間ですから、辛かったり面倒だったりすると途端に失敗してしまうということです。そこで、本サイトでは理論的な内臓脂肪の撃退方法にプラスして、できるだけ楽しく、そして苦しみも少ない提案をしたいと思います。
その第一歩が「食事ノート」をつけることです。「なんだ、そんなことなら今までのダイエットでもやっていたよ」と思う人もいるかもしれませんが、食事ノートをつける第一段階としては、食べてはいけないものを排除したり、カロリー計算をしたりする必要はありません。ただ1日に食べたものを時間と共に記録していくだけです。
手書きが面倒という人なら、携帯電話などのメモ帳機能を使ってもかまいませんし、あとで携帯電話から自分宛にメールをしてPCで整理しても問題ありません。方法はどうあれ、ダイエットを始める前に、とにかく今の自分が1日にどれだけのものを食べているか把握することが重要なのです。
「私はそれほど食べていない」と言い切る人がほとんどだと思いますが、記録して1日を振り返るとたいていの場合、驚くほど食べているはずです。だからこそ、内臓脂肪でお腹がでっぱり、メタボリックシンドロームになるのです。
もしも本当に「それほど食べていない」のなら、お腹がでっぱるはずがありません。自分がどんな食生活をしているのか知る。これが大切なのです。ただ記録するだけですから、食事制限も運動もしていないので、これは楽チンでしょう。
自分の食べかたのクセを見つける
1週間、1ヶ月、2ヶ月と「食事ノート」をつけていくうちに、どんな人でも自分の食の傾向がわかってくるはずです。たとえば、朝、昼とほとんど食べていないのに夜はドカ食いしている、昼食に脂っこい揚げ物や中華ばかりを食べている、毎日お酒を飲み濃い味のつまみを食べている、1日にジュースを3本も飲んでいる、テレビを見るとポテトチップスを一袋開けてしまうなどなど。人によって食べかたのクセが見えてくるのです。
次の項目から、内臓脂肪を減らし痩せるためのノウハウを記していきますが、この時点で「あれ?これをやめれば痩せられるんじゃないかな?」ということに気がついたらしめたものです。気がついてしまえば自然とドカ食いをセーブしたり、揚げ物をやめて焼き魚にしたり、ジュースをお茶に変えたりしたくなるのが人情。
人によっては、クセに気づいただけで2〜3kgも体重が落ちるケースもあるはずです。特別な食事制限をせず、気づいたクセを少しだけ修正してみる。この程度のことなら、苦痛をほとんど感じずに続けられるはず。前項で記しましたが、ダイエットの失敗は続けられないことです。まず、続けられることを見つけられただけでも一歩前進といえるでしょう。
