カロリー制限のストレスから脱出する
食事ノートにカロリーを書き込んでみる
自分の基礎代謝量がわかったら、食事のカロリー計算をするために、食材そのものや調理されたもののカロリーがどれくらいあるかを知る必要があります。インターネットでも書籍でもカロリーは簡単に調べられますし、最近ではパッケージやメニューにカロリー表示をしてあるケースもよく見かけますので、これはそれほど大変なことではないでしょう。
しかし、食べるたびにいちいち計算するのは面倒ですし、外出先でカロリーブックを広げるのはカッコ悪い。ということは、記憶している情報の中で「これはカロリーが低そうだ」と推測するしか道はありません。とはいえ、専門家や記憶力がすこぶる良い人でない限り、記憶している情報はあまりあてになりません。
そこで登場するのが「食事ノート」です。これまで、何も考えず記録していた自分の「食事ノート」が1ヶ月分以上あれば、そこにカロリーを書き込んでみるのです。人の嗜好はそれほどバリエーションが豊富なわけではないので、「食事ノート」に書き込まれたもののカロリーだけを覚えれば、日常の食事にはかなり役立つはずです。
もしも1年分の「食事ノート」にカロリーを書き込むことができたら、「こんなに高カロリーのものを食べている!」と驚くかもしれません。この驚きこそが、高カロリーのものを口に運ぶのをためらわせるきっかけになるのです。
もちろん、時間的に余裕があったり、気分がのったりしたときは、しっかりカロリー計算をしてから食べることをおすすめします。
禁止食は作らないようにする
カロリーのことが少し理解できてくると、「これは高カロリーだから食べられない」とか「いままで大好きでよく食べていたけど、焼き肉弁当は990Kcalもあるから二度と食べない」といった思考になるのが普通です。
カツ丼は790Kcal、某ハンバーガーチェーンの大きなハンバーガーは508Kcal、ミートソースは720 Kcal、某お菓子メーカーのミルクレープは410 Kcal、某コーラは500mlで215Kcal、某ポテトチップスのコンソメ味90gは 501Kcal、生ビールジョッキは163kcal……。手軽に買えて、大好きだからよく食べていたものは全部ダメ。自分で禁止食をいくつも作ってしまうのです。
すると、なんのために痩せるのかという目的よりも、「食べたいのにガマン」することが辛くなってきます。「どのみち栄養バランスも悪いし、食べれば太るからガマンするのは辛くない」と思えるなら、そもそも太ったりしないはずです。
そして、「食べたいものを食べずに長生きしてなんになる。好きなだけ食べて太く短い人生を生きるんだ!」と、すべてを投げだしたくなる。せっかく痩せるためのノウハウを覚えても、続けられなくなってダイエットに失敗するのです。
そこで、禁止食は作らないことをおすすめします。ただし、普段はカロリーに気をつけ、どうしても食べたくなったときだけです。それも全部食べるのではなく、分割して食べる。たとえば、大きなハンバーガーなら1/4に切って127Kcal、コーラは5回に分けて43Kcal、焼き肉弁当は半分食べて495Kcalという具合。
ポテトッチップスのように小分けして保存できるものならいいですが、そうでなければ残りは捨ててしまうのが効果的。と言うと、食べ物を粗末にするのは気がひけるので、翌日に食べる。すると、そのうち翌日はもったいないから食べている自分に気づくはずです。
「食べたいのにガマン」していた人が、いつの間にか「もったいないから食べている」に変わるのです。どちらのストレスのほうが大きいでしょうか?答えは明白。ガマンするより、もったいないと思うほうがずっと楽です。つまり、ダイエットを続けられるチャンスが増えるということです。
