METABO メタボリック解消ガイド

内臓脂肪を撃退する運動のしかた

スポーツをする前に体を動かす習慣を身につける

運動をしないのもストレスになる

現代人は絶え間なくストレスにさらされています。通常は、ストレスがかかる場面、たとえば恋人にフラれたとか、上司にしかられたとか、病気の告知を受けた等、精神的に追いつめられた状況になると、コルチゾールという副腎皮質ホルモンが瞬間的に作りだされ、私たちの体は自動的にストレスを緩和しようと働きます。コルチゾールはビタミンCとコレステロールを原料として作られるため、ビタミンCが足りないと怒りっぽくなると言われるのはこのためでしょう。
精神的なストレスだけでなく、働きすぎや睡眠不足、あまりにも体を動かさずにいることもストレスになります。このようなストレスは瞬間的と言うより、「いつもストレス」と体が感じるため、コルチゾールは常に分泌されている状態になります。コルチゾールが過剰に分泌されると、脂肪細胞を成長させ太りやすくしたり、腹まわりの脂肪を増やしたり、筋力を低下させたり、血圧や血糖値を上げたりと様々なトラブルが発生します。
もうひとつ、ストレスを感じると交感神経が緊張することでも太りやすくなります。交感神経が緊張すると、脂肪を分解するホルモンが活発に分泌されて空腹感が強まるのです。その結果、ストレス食いといわれるドカ食い、ヤケ酒と呼ばれる多量の飲酒に発展するのです。「運動することがストレスだ!」と言う人もいますが、全く運動しないのも人間の体の構造上ストレスになるわけです。

ささやかな運動でもたしになる

食べたものを運動して消費しないと太る。体を動かさないとストレスで太る。その理屈は理解しているのですが、どうしても仕事が忙しくて運動する時間がない。運動は大の苦手でヤル気になれない。とにかく運動しろと言われても無理……。
そんな普段まったく動かない人に、耳よりな情報があります。それは、日常生活の中で「どんな行動でもいいから少しでも体を動かす」ことで、内臓脂肪の減少と、消費カロリーの増加につながるというもの。
たとえば、消費カロリーをいつもの150%増しにする活動は、机のわきに立つ、アイロンがけ、食事作り、立ってゲームをしたり楽器を演奏したりする。250%増しにするには、掃除をする、小さな子供の世話をする、散歩をする。450%増しにするには、自転車をこぐ、庭いじりをする、重い荷物を運ぶ、早足でウォーキングする。750%増しにするには、穴掘りをする、ジョギングする、マウンテンバイクに乗る、荷物を持って上り坂を歩くなど。
カロリーの消費は、座っている状態から立ちあがったときに起こります。ここに注目すれば、1日中座った状態でいる人が、ちょっとだけ活動レベルをあげるだけでも、代謝スピードはアップするのです。
いままでほとんど動かなかった人ほど、大きな効果が期待できます。活動的になってみると、自分の体が動くようにできていることに気がつくはず。すると自然に体は喜び、もっと動いてみたくなります。根性で運動する必要はないのです。まずは、体を動かす喜びを感じてください。

体を1時間動かすのは簡単だった

今まで活動的でなかった人が日常的に体を動かすことに「なれ」てきて、少しでも気分がいいとか、楽しいと感じるようになったら、もっと運動らしいことがしたくなってくるのが普通です。こうなってから、はじめて運動について考えることが正しいタイミングです。では、どの程度の運動をすればメタボリックシンドロームを撃退できるのでしょう。
WHO(世界保健機関)では、健康的な体重を維持し慢性病を予防するには、ほぼ毎日1時間の適度な運動をするよう推奨しています。「1時間の適度な運動を毎日?私には絶対に無理だ……」と、すぐにあきらめないでください。適度な運動は、ハードな運動とは意味が違います。また、1時間というのも連続している必要はなく、10分間単位で考えます。
たとえば、週末にまとめてやっていた家事。これを毎日やるのも適度な運動になります。洗濯をしながら皿洗いを10分、掃除機がけに10分、床の雑巾がけに10分。これで、普段はしていない適度な運動を30分もしたことになります。その際は、できるたけキビキビ動くよう心がければ、より効果的です。
WHOが推奨する適度な運動1時間をクリアするまで、残りは30分。なんと家事をするだけで、毎日の運動のノルマの半分を達成してしまいました。残りの運動は、立って食事作り、バスルームの掃除、エレベーターではなく階段を使ってゴミ出し、スーパーやコンビニでは欲しいものをカゴに入れたら、すぐにレジに行かず店内を隅々まで歩いてみる。これで目標の1時間は達成できるでしょう。
「でも、なんだか運動した気がしない」そんな不満を感じたら、昼食は少し離れたレストランに食べに行き、会社帰りは1駅手前で降りて余分に歩いてみてください。選んだレストランや家から駅までの距離にもよりますが、10分程度は歩けるはずです。つまり、1時間のノルマにプラス10分も適度な運動をしたことになります。
適度な運動のレベルとは、こんな感じでいいのです。根性などいりません、「ニコニコ笑いながら」「少し汗ばむ程度」の運動で十分なのです。

 
メタボリックシンドロームの基礎知識、メタボリックシンドロームが引き起こす病気、食事や運動による改善方法、危険度チェックまで、様々な角度からメタボリックシンドロームを解説します。 - メタボリック症候群、メタボリック対策、メタボリック基準、メタボリック予防、メタボリック運動、メタボ対策、メタボ健診、メタボ基準、メタボ検診、メタボ解消、メタボ診断、メタボ予防など。 -

Copyright (C) 2008 METABO メタボリック解消ガイド. All Rights Reserved.